ホームページが完成!次に取り組むべきマーケティング施策とは?

企業の顔として、顧客に情報発信をしていく役割を果たすのがホームページです。その必要性や重要性を感じて、企業ホームページの新規開設やリニューアルをすることもあるでしょう。しかし、ホームページは作って終わりではありません。

ホームページを活用し、さらには利益創出へとつなげていくためには、いかに多くの人を集められるかが重要です。ではいったい何をすれば集客ができるのでしょうか。
このような課題に対して、デジタルマーケティングの世界ではホームページへの集客を促す代表的な施策として「SEO(読み:エスイーオー)」という考え方があります。そして、このSEOには「コンテンツ」が不可欠な要素となっています。

そこで今回は、ホームページへの集客になぜコンテンツが重要と言われるのか、また集客を向上するうえで掲載しておきたいコンテンツの具体例を、SEOとあわせて解説していきます。

目次

ホームページのコンテンツが集客に関係する理由

今日の企業間取引においては、多くの購買担当者がインターネットで情報を検索し、商品・サービスの比較検討を行うことが一般化してきています。やり方としては、求める商品・サービスにあったキーワードで検索し、その検索結果の画面で上位に表示されたホームページから、必要そうだと思うものをクリックして情報を確認していきます。つまり、自社のホームページが上位表示されていなければ、クリックしてもらえる可能性は低くなり、集客が難しくなります。

このような状況に対して、検索結果画面において自社のホームページが上位に表示されるようにする施策がSEOSearch Engine Optimization・検索エンジン最適化)です。検索エンジンは、ユーザーが検索したキーワードに対して、数あるホームページから良質と判断されたものを上位に表示します。掲載順位を決める基準には、タイトルや見出しに検索キーワードが入っている、優良なサイトからリンクされている、ページの表示速度が速い、といったさまざまな要因がありますが、特に、「コンテンツの内容がユーザーにとって有益かどうか」が、大きな指標となっています。

SEOの効果をより大きくするためには、ホームページのコンテンツが充実していることが重要となります。充実しているという意味は、コンテンツ数が多いことはもちろんですが、顧客が検索しそうな課題やテーマ、製品情報など、顧客ニーズと合致した情報がそろっていることを指します。せっかくホームページにたどり着いても「見たい情報がない」という理由で顧客が離脱してしまわないよう、掲載するコンテンツは興味を持ってもらえるものや、購買検討に有益なものであることが大切です。

集客を向上させるために掲載しておきたいコンテンツとは

ホームページへの集客に有益なコンテンツは、業種によって異なります。そこで、教育・学習支援業と製造業の2つの業種を例に、どのようなコンテンツが必要かを紹介します。

教育・学習支援業で使えるコンテンツ【設定例:学習塾】

・当塾について/特徴/選ばれる理由
 塾の特徴、他塾との違い、塾生からの評価、連絡先など

・カレンダー/受講スケジュール
 入塾から入試までの予定など

・コース紹介
 カリキュラムや授業内容など

・塾長挨拶
 塾の方針や塾生への思いなど

・講師紹介
 講師ひとり一人のバックグラウンドや生徒への思いなど

・卒業生の声
 入塾希望者に向けての卒業生の感想など

・コラム
 学習方法や知っておきたい豆知識など

・SNSへのリンク
 SNSへのリンクを掲示

製造業で使えるコンテンツ【設定例:工業製品メーカー】

・選ばれる理由/強み/事業内容・会社の特徴/製品の開発秘話
 製品開発へのこだわりや思い、他社との違い、お客さまからの評価など

・製品情報
 製品・サービスに関する説明

・新製品やイベント情報
 新製品情報やイベント出展のお告知など

・設備案内
 使用機材や設備、製品製造の対応範囲など

・会社情報
 会社名、代表者名、所在地、事業内容、資本金等の基本情報や会社の歴史など

・代表者挨拶
 経営理念、製品・サービスに対する思いなど

・主な取引先
 取引先企業名や業種など

・SNSへのリンク
 SNSへのリンクを掲示

まとめ

ホームページを活用して事業利益を創出していくためには、ページに訪れる顧客を増やすこと、そのためには顧客ニーズを捉えた良質なコンテンツを用意しておくことがポイントです。
本記事で現状のホームページにコンテンツが足りないと感じた方は、今回紹介した2業種のテンプレートを参考に、自社の顧客層や業種にあわせて掲載するコンテンツを取捨選択してみてください。
ホームページが検索上位に表示されるよう、「誰に、どの商品・サービスを、どのように届けるか」を考え、少しずつコンテンツを増やしていくところから、SEO対策をはじめていきましょう。

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