企業のホームぺージはなぜ必要?作るべき理由と重要性

「ホームページはあるが、更新できずそのままになっている」、「ホームページからのお問い合わせがなく、まったく活用できていない」などと感じていませんか?もしかしたら「うちには必要ない」と、ホームページを開設していないという企業もあるかもしれません。

ホームページは企業の顔であり、集客やブランディングなどさまざまな役割を果たしてくれるものです。「中小企業にとって、なぜホームページが必要なのか」、「ホームページが果たす役割とは何か」、総務省等のデータを参考に見ていきましょう。

目次

ホームページが必要になっている背景

総務省が発表した「令和3年版 情報通信白書」※1の、「インターネットの利用状況」によると、インターネット利用率(個人)は、2020年の時点で83.4%。13歳~59歳までの現役世代では90%以上が、日常的にインターネットを利用していることがわかります。

また、「インターネットの利用目的」を見ると、1位の「電子メールの送受信(77.7%)」に続き、「情報検索」が76.4%で、利用目的の第2位となっています。用語の意味を調べる、レストランを調べるなどの他に、企業の情報を調べる、製品、サービスを検索するなども含まれます。

いまや多くの人が、企業名や、企業が扱う商品やサービスで検索します。その際にホームページがないと、せっかくのお客さまとの出会いを失ってしまうこと(機会損失)になりかねません。お客さまとの出会い、新しい取引先とのビジネスチャンスをつかむためにも、ホームページは必要となっています。

では、ホームページでは、どのような情報を発信していけばよいのでしょうか?

会社案内、人材募集などの基本情報から掲載

総務省が発表した「平成29年通信利用動向調査」2の「ホームページの開設目的・用途」を見ると、特に多いものは以下の通りでした。

  • 会社案内、人材募集 93.7%
  • 商品や催物の紹介・宣伝 67.1%
  • 定期的な情報の提供 46.9%

会社案内とは、会社名、代表者の氏名、所在地、電話番号、事業内容などの、基本情報のことです。会社案内のパンフレットを作るのと同じと捉え、あれもこれもとよくばらず、まずは、インターネット上に「自社の存在を知らせる」という目的で、ホームページを開設することをおすすめします。自社のホームページで事業内容を紹介することが、「事業への信頼感」にも繋がるでしょう。

また、昨今の人材不足の課題を反映して、ホームページで人材募集を行っている企業も多いです。有料の求人サイトを利用しなくても、自社のホームページで求人募集を行うことも可能になります。

最後に、ホームページを開設している企業はどのくらいあるのかを見てみましょう。

企業におけるホームページの開設状況

総務省が発表した「令和3年通信利用動向調査」3の、問2「ホームページの開設状況」によると、全カテゴリの平均では「開設している」が90.4%、「開設していないが」8.5%と、9割以上がホームページを開設しているという結果でした。
このようなデータからも、企業のホームページの普及率の高さがわかります。

個人顧客はもちろんのこと、企業においても購入したい商品やサービス、さらには新規の取引先までも、インターネットで情報収集することがあたりまえになっています。自社製品をお客さまにお薦めしたいと思っていても、ホームページがなければ、その存在すら気づいてもらうことができません。つまり、比較検討をする候補にも入れないのです。

ホームページを持つことはこうした機会損失を防ぐために効果的なのです。まずは企業情報や求人情報などの掲載を目標にして、ホームページ開設を検討してみてはいかがでしょうか?

ホームページがすでにある企業は、企業情報を最新情報にすること、デザインが古いと感じる場合はリニューアルも視野に、更新作業を再開してみてもよいでしょう。

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