会社のホームページは作ったほうがいい?メリットとデメリットを解説

消費者のインターネット検索行動を理解するために、ホームページは会社にとって非常に重要なツールです。ただし、ホームページ作成にはコストがかかる上、作った後には長期的な運用も続けなければなりません。

今回は、ホームページを持つことのメリットとデメリットを踏まえながらその重要性を考えるとともに、BtoCおよびBtoBに適したデザインのポイントについて紹介します。

目次

会社のホームページを開設している割合

総務省が発表した「令和4年通信利用動向調査(企業編)」※によれば、2022年に自社のホームページを開設している会社の割合は91.8%で、前年の2021年から1.4ポイント上昇しています。このデータは、会社がホームページの重要性を高く評価しているといえる明確な証拠といえるでしょう。

会社のホームページの必要性については、下記記事もご覧ください。

企業のホームページはなぜ必要?作るべき理由と重要性
企業のホームページはなぜ必要?作るべき理由と重要性

会社のホームページを作るメリット

それでは、会社のホームページを作るメリットについて考えていきましょう。会社のホームページ開設に悩んでいる方は、以下を参考にしてください。

情報発信することで会社の窓口となる

会社がホームページを作るメリットは、会社の公式な窓口となる点です。ホームページでは、新規の製品・サービス情報やプレスリリースなどを効率良く情報発信できます。このような情報発信が、会社と顧客、または潜在的なビジネスパートナーとの重要な接点を作り出し、集客や見込み顧客(リード)獲得にも寄与するのです。さらに、コンテンツの更新作業が行いやすく、常に最新の状態を保てる点も紙媒体のパンフレットなどにはないメリットでしょう。

また、会社の実績や取引先は、その会社が得た信頼の証です。アピールポイントとなるこれらの情報をホームページに掲載することで、会社としての認知度が上がり、見込み顧客からの信頼を得られる効果が期待できます。

インターネット経由で集客できる

会社のホームページが検索エンジンの検索結果の上位に表示されれば、ホームページに訪れる人も増えるはずです。その結果、これまで接点がなかった訪問者をネット経由で集客し、新たな顧客として創出できることもメリットとなるでしょう。

また顧客にとってもホームページは、欲しい情報をすぐに入手できるだけでなく、質問や要望、連絡、購入など、次の行動にすぐに移せるメリットもあります。ホームページを活用した集客は、営業活動の幅を広げるだけでなく、24時間365日、場所や時間を問わずに対応できるのが大きなメリットです

マーケティングに活用できる

アクセス解析を通じてホームページのデータを把握することで、マーケティング活動に役立つ、以下のように多様な情報が得られます。訪問者がどのような行動で目的を達成したか、または達成しなかったかをおおよそ知ることができるでしょう。

<アクセス解析でわかる主な情報>

  • ページ閲覧数や訪問者数
  • アクセスが増加した時間帯や期間
  • アクセス方法
  • アクセス時の検索ワード
  • 訪問履歴
  • 興味、関心を持たれた項目
  • 閲覧に使われたデバイス

また、申し込みや問い合わせが完了できたか、もしくは中断してしまったかなども知ることも可能です。こうした解析結果を定期的に確認すれば、訪問者の傾向を知るだけでなく、今後のホームページの改善方針を見極めるデータとして、マーケティング戦略にも活かせます。

求人募集のツールとして活用できる

現在の就職活動では、志望する会社について調査・検討し、エントリーシートを送る際もインターネット上で行われるのが主流となっています。これら就職活動プロセスの中で重要な役割を担っているのが会社のホームページです。

ホームページは、学生にとって会社を検討するための有益な情報源であるだけでなく、会社にとっても新卒・中途にかかわらず優秀な人材を多く集めるために、自社で働く魅力について広くアピールするための、なくてはならないツールとなっています。

会社のホームページを作るデメリット

ホームページは、企業にとって数多くのメリットをもたらす一方で、考慮すべきデメリットも存在します。ここでは、ホームページを運営する上での潜在的な問題点や注意点について詳しく説明します

ホームページ制作費用やランニングコストがかかる

ホームページを運用・更新していくためには、サーバー料金、ドメイン料金、メンテナンスおよび管理費用などのコストがかかるのがデメリットです。

さらに、これらの作業を外部のWeb制作会社に外注するとなると、コストは更に増大し、管理や更新作業のたびに追加の費用が発生する可能性があります。

戦略的に運営しないとなかなか効果が出ない

ホームページは24時間休むことのない便利な営業ツールですが、具体的な営業戦略がないまま開設しても、期待する効果は得られません。ホームページを立ち上げる際には、誰に対してどのような情報を提供し、何を伝えるかなど、ペルソナとカスタマージャーニーマップを整理して、多角的な戦略を練らなければならないこともデメリットでしょう。

また、ホームページが効果を発揮するまでには、ある程度の期間がかかります。アクセス数を伸ばし、何回も訪問してくれるリピーターを増やすためには、長期的な戦略が必要です。

社内に管理者が必要になる

ホームページを運用する社内の管理者が必要となるのもデメリットです。社内で自社ホームページの運用・管理を行う場合、管理者となる社員は通常業務に加えて、管理者としてコンテンツなどの更新作業や改修作業、定期的なセキュリティ対応も含めて技術的な運用・管理も担うことになり、別業務と兼務する場合は相応の負担がかかります。

また、技術的な作業を担える人材がいない場合は、作業を外部に委託することになります。その場合でも、社内で更新するコンテンツ制作の方向性や企画を検討してすり合わせ、決定する作業は社員が担うことになり、いずれにしても社内の管理者は必要です。

業種別におすすめの会社のホームページのデザイン

メリットとデメリットを把握したところで、業種別におすすめの会社のホームページのデザインについて解説します。自社のイメージと照らし合わせて、会社のホームページのイメージを膨らませてください。

BtoC業種向けのデザインのポイント

BtoC向けのホームページの場合、それぞれのターゲット層に合わせて印象的な画像を使用するのが効果的です。さらに、スライドやアニメーション加工で画像に動きをつけたり、キャラクターを使用するなど遊び心や趣向を凝らしたデザインを取り入れたりすることで、訪問者の関心を引き、ブランディングを強化し、結果として問い合わせ・購入につなげるインパクトを与えることが可能となります。

またBtoCの場合、BtoBよりもスマートフォンの利用率が高い傾向があるため、ユーザーが閲覧するデバイスの画面サイズに応じて、ページのデザインやレイアウトを最適化して表示させるレスポンシブ対応にも力を入れることをおすすめします。

以下で、トライベック株式会社の「Hirameki 7 ホームページ・LP制作ツール」で作れるホームページのデザインから、業種別のおすすめデザインを紹介します。

BtoC業種向けのデザイン例1: 宿泊業、飲食サービス業

宿泊業、飲食サービス業ファーストビュー宿泊業、飲食サービス業コンテンツエリア01宿泊業、飲食サービス業コンテンツエリア02

<宿泊業、飲食サービス業のホームページのデザインポイント>

  • ユーザーの目を引く洗練されたデザインが印象的
  • サービス内容が適度にカテゴライズされ、画像リンクにすることで訪問者の目に止まりやすくする
  • 写真ギャラリーやお客様の声など、訪問者の好奇心をくすぐる工夫

BtoC業種向けのデザイン例2: 金融業、保険業

金融業、保険業ファストビュー金融業、保険業コンテンツエリア

<金融業、保険業のホームページのデザインポイント>

  • 若年層から高齢層まで幅広い人が見やすい優しい色合い
  • 商品をトップページのすぐ下に配置することで、視覚的にサービスを訴求
  • シンプルなデザインにより、お問い合わせに誘導しやすい設計

BtoB業種向けのデザインのポイント

一方、BtoB業種向けのホームページのデザインでは、訪問者は具体的なビジネスニーズを持って訪れるため、効率性、シンプルさ、そして明確なコミュニケーションがキーとなります。短時間で訪問者のニーズに応えられるような効率的な情報提供が必要です。例えば、トップページの「ファーストビュー」には、会社の概要や事業内容などを簡潔に表示するとよいでしょう。

また、BtoBではシンプルかつ直感的なデザインが好まれます。余分な装飾よりも情報の読みやすさやアクセス性を重視し、ユーザーが目的に応じて容易に操作できるインターフェースが理想的です。CTAも明瞭で、訪問者が何をすべきか迷わないようにすることが重要です。心理的要素を考慮に入れたCTA配置が、より高いコンバージョン率をもたらします。

以下で、「Hirameki 7 ホームページ・LP制作ツール」のホームページのデザインから、業種別のおすすめデザインを紹介します。

BtoB業種向けのデザイン例:製造業

製造業ファーストビュー製造業コンテンツエリア01製造業コンテンツエリア02

<製造業のホームページのデザインポイント>

  • イメージに則した印象的な画像とメッセージ
  • 「特長」をトップページにまとめることで他社と差別化
  • ご発注までの流れを作ることで、お問い合わせ、ご提案・お見積り、製造、出荷までがわかりやすい

会社のホームページを作って上手に活用しよう

会社のホームページは、情報発信窓口として役立つだけでなく、インターネットを通じて新規顧客を獲得する機会の増加にもつながります。よく考えられた計画と戦略があれば、ホームページは確実に会社にとって強力なビジネスツールとなるでしょう。こうした派生的なホームページを組み合わせ、積極的に検討・開設していくことで、自社が思い描く理想のマーケティング戦略を実現に近づけましょう。まずはホームページを作ってみて、運用していくことが大切です。

簡単にホームページを作成することができ、さまざまな業種に適した豊富なデザインテンプレートとWeb集客に便利な機能も多数そろえているのが、トライベック株式会社の「Hirameki 7 ホームページ・LP制作ツール」です。

テンプレートと使いたいパーツを選択して組み合わせるだけで、プログラミング知識は不要でコードを書かずにオリジナルのホームページを作成することができます。デザインも、シンプル・スタイリッシュ・フレンドリーといったスタイルと、士業・建設業・製造業・運輸業などから業種別におすすめのデザインが選べます。まずは無料で体験してみてください。

「Hirameki 7」ホームページ・LP制作ツール

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