
顧客とのやりとりを増やしたい場合、メールマガジンの配信は効果的な方法です。
ただし、配信先がそもそも少ない場合は、なかなか成果に繋がりづらいです。本記事ではメルマガの会員数を増やすためにできる施策例や、購読解除率を下げるためにできる工夫をいくつかご紹介します。
メルマガでの集客を強化したい方はぜひご確認ください。
目次
メルマガの会員数を増やす8つの施策
メルマガの会員数を増やすためには、限定クーポンなどの特典を配信する方法や、SNS連携で多くのユーザーにリーチする取り組みが効果的です。主な8つの施策を紹介します。
自社サイトの目立つ位置に登録フォームを設置
自社サイトにメルマガ登録フォームを設置する場合、最初に訪れたユーザーが興味を持ちやすい位置へ表示することが鍵です。ランディングページに導線を用意したり、ヘッダーへの設置、バナーで訴求したりするなど、ユーザーの目にとまるような訴求を行うようにしましょう。
登録時の手間を最低限にする
登録フォームに必要以上の個人情報を入力させると、面倒になり、途中離脱が増える可能性があります。
まずはメールアドレス・氏名などの最小限の情報で登録できるようにし、顧客がすぐに購読を始められる環境を整えることが重要です。入力項目の多さを避けると、ユーザーの負担が軽減され、登録フォームの利用率が上がります。
メルマガ登録のメリットを明記する
会員登録した際のメリットをはっきり伝えると、ユーザーの興味を引きやすくなります。
例えば、「メルマガ登録者限定のクーポンを配信する」「イベント先行受付」「専門資料をダウンロードできる」など、具体的な特典は魅力的です。サービス内容が曖昧だと登録後の期待値が下がり、購読解除されるリスクが高まります。わかりやすいメリットを提示することで、読者に価値を感じてもらえるようにしましょう。
メルマガ登録に対して特典を設ける
メールマガジンへの登録を促すには、限定クーポンやプレゼントなど具体的な特典を用意する方法が有効です。
特典の訴求は「今登録するべき理由」に繋がり、登録率が向上しやすいです。ただし、特典のみ受け取った後にすぐ購読を解除してしまうケースもあるため、継続的に購読してもらえるようにメルマガ自体のメリットもあわせて伝えるようにしましょう。
配信頻度を知らせる
メルマガの配信頻度やタイミングを事前に伝えておくことで、登録者に安心感を与えることができます。
例えば、週1回の配信や月2回の限定配信にするなど、決まったリズムを設定すると、読者が配信時間を予想しやすいです。生活スタイルにあわせてメールが届くと、開封率が上がり、内容への関心も高まります。
企業側もあらかじめ管理システムで頻度を決めておけば、計画的なコンテンツ作成が可能です。読者に余計な負担をかけないペースで配信を続けると、購読解除率の改善にもつながるでしょう。
購読解除が簡単にできることを伝える
登録時点で解除が容易だとわかると、ユーザーは安心してメールマガジンを受け取る傾向があります。
万が一、興味が薄れた場合に即時解除できる選択肢があることで、登録フォームへの入力などの心理的ハードルが下がります。購読者に不安を与えず、配信を試してもらいやすい仕組みを整えることがポイントです。
SNSと連携して情報発信を行う
SNSはメルマガと同様で、「情報発信を行うことができる場」です。そのため、SNSの投稿から興味を持ってもらい、そのままメルマガ登録を促しやすい傾向にあります。
また、拡散される可能性もあり、多くのユーザーにリーチにできる可能性があります。その一方で投稿内容によっては、悪い意味で拡散されブランドイメージを損ねてしまう可能性もあるため、投稿内容には細心の注意を払うようにしましょう。
サイトへの流入数自体を増やす
自社サイトへの流入を増やすと、メルマガ登録を検討する人の母数が大きくなります。
Webサイトの流入増加の方法としては、
- 検索エンジンからの流入を狙うSEO対策
- SNSの運用から誘導
- Web広告を掲載
などの施策があります。ページを訪れたユーザーに登録フォームを表示すると、そのままメールアドレスを入力してもらえる可能性が高まるでしょう。
メルマガ会員数が増えないよくある原因
前述した施策を行っても会員数が増えない場合、以下のような点が原因となっている可能性が高いです。1つ1つ見直して改善を図るようにしましょう。
見込み顧客にアプローチできていない
商品やサービスに関心を持ちそうな層ではなく、別のターゲットにアプローチしてしまうと、登録数は増えにくいです。
例えば、子育て向けの商品なのに対し、独身の人がメインのリーチ層となる施策を実施してしまうと、興味関心を得られず、会員登録をしてもらえません。また、既存会員も同様で解除数増加に繋がってしまいます。
適切なターゲット層にリーチし、ニーズのある情報を届けられているかを確認するようにしましょう。訴求サービス・商材が複数ある場合は、ターゲット層ごとにセグメント化し、それぞれにあったメルマガを送ると、より成果を得やすいです。
登録に手間がかかる設計になっている
登録フォームに入力する項目が多いと、読者は途中で離脱しやすくなります。初回登録は簡単に設定し、後から追加で収集できる仕組みを整えるほうが、顧客との接点を増やしやすいです。
登録までの流れや方法を分かりやすく説明し、簡単に登録を行えるようにしましょう。
登録するメリットが伝わっていない
メルマガの内容が押し付けがましかったり、興味をそそるポイントがわからなかったりすると、ユーザーは登録を続ける理由を見いだせずに離れてしまいます。具体的な特典や利用方法を解説し、自分に有益であることが伝わるようにしましょう。
また、複数のテーマでメルマガを配信している場合は、ユーザーが興味のあるテーマのみ選択し受信できるような仕組みを整えることで、煩わしさの軽減に繋がります。
個人情報の取り扱い方針が明記されていない
プライバシーポリシーが不明確なままだと、個人情報を提供することに抵抗を感じる人が少なくありません。利用目的や管理体制を具体的に記載しておけば、会社への信頼が高まります。
登録フォームに方針を提示することで、データが不正に使用されないかという不安を和らげ、安心してメルマガを購読してもらえるようにしましょう。
メルマガの登録解除率を下げるための工夫
メルマガ会員が増えても、解除率が高いままでは安定的なマーケティング効果を得ることは難しいです。以下をポイントに継続的に購読してもらえる仕組みを用意しましょう。
メルマガ会員でしか得られない情報や特典を用意する
配信内容が平凡だと、読者は登録を維持する必要性を感じにくいです。
メルマガ会員専用の特典やセミナー案内を準備し、ここでしか手に入らない情報を提供すると、購読し続ける動機につながります。たとえば新商品を先行公開したり、限定クーポンを配布したりすれば、メリットを感じてもらいやすいです。
効果測定を行い配信頻度や内容をブラッシュアップする
配信後の開封率やクリック数、購読解除数などの指標をツールで測定すると、メルマガの効果や改善ポイントが把握しやすいです。件名や配信時間を変更して成果を比較すると、ユーザーの興味に合った内容や頻度が見えてくることがあります。
ただ配信を行うだけではなく、PDCAを回しながら、適切なタイミング・頻度で、必要な情報を届けられるようにしましょう。
セグメントごとにニーズのある内容を訴求する
メルマガ登録者の属性にあわせて配信内容を変えるセグメント配信では、限定したターゲットに必要な情報を届けられます。
たとえば居住地域や年齢、趣味などに基づき、興味を持ちそうな商品やサービスを個別に紹介できます。一斉配信よりも反応が良くなる場合が多く、クリック率や開封率の改善も期待できる方法です。
配信時間を変えて複数のセグメントにアプローチすれば、忙しい読者にも届きやすくなります。こうした仕組みを導入して購読解除を抑え、メルマガの価値を高めてみてください。
効果的な施策を実施してメルマガでの効果を最大化
本記事では、メルマガ会員数の増加や、購読解除防止に繋がる施策を紹介しました。自社にあった施策を選択し、効果を最大化できるようにしましょう。
また、登録フォームを新規で作成したい方や、メルマガ配信ツールをお探しの方は、1ツールで行えるHirameki 7がおすすめです。機能ごとの詳細内容は以下からご確認ください。